
ビットコインを代表とする仮想通貨を取引するしようと思った時に、取引所と販売所があることに気づきます。
意気揚々と「仮想通貨をトレードして自分も億り人だ!」と気合を入れたものの、「取引所?販売所?なんだそれ。どっちを使えばいいんだ?」となり、「わからないからや〜めた」となってしまいがち。
そこで今回はビットコインの取引所と販売所の違いと、どちらを選べばいいのかをまとめていきます。
取引所とは
取引所と販売所にはもちろん違いがあります。
一般的に仮想通貨を取引する(トレード)する場合は、取引所を利用することがほとんどです。
取引所は株と同じく板があったり、FXと同じくスプレッドがあったりするので、株やFXをやっていたorやっている人にとっては取り組みやすいし、理解がし易いと思います。
取引所はユーザー同士で売買をするとイメージするとよいでしょう。
シンプルに言えば、取引所は株とFXと同じ要領でトレードができると考えてください。
販売所とは
一方販売所というのはどんなものなのかというと、円をビットコインに替える、または持っているビットコインを円に替えるということができる場所です。
販売所がもっているビットコインと交換するとイメージしていくとよいでしょう。
イメージ的には両替所と考えるといいかもしれません。
海外旅行のときや行ったときに円を現地通貨に替える必要がありますが、それと同じ感じだと思えば理解しやすいかもしれませんね。
取引所と販売所の違い
さて取引所と販売所があることがわかって、それぞれがどんなモノなのかがなんとなくわかったのではないでしょうか。
ここでは取引所と販売所の違いについてわかりやすく書いていきます。
大きな違いは、手数料の違いです。
取引所にはスプレッドや手数料があるのですがとても安いのが特徴。
ビットコインを取引できる最大手のbitFlyerは0.02%なので、かなり安いですね。FXのスプレッドと近い印象です。
その他の取引所もbitFlyerまで安くないですが、近い金額で手数料(スプレッド)を設定しています。
正直な所、各社取引する仕組みによって手数料があったり手数料の%が変わったりしますので、FXのようにスプレッドのみ、株のように手数料のみといったシンプルな構造ではないのが現状です。
とはいえ取引所と販売所の違いでいうと、手数料の金額と価格差が関係します。
簡単にいうと、
・取引所の手数料は安い
・販売所は手数料がないが価格差が広い
となっています。
取引所では手数料(スプレッド)がとても安いのですが、販売所では手数料がないかわりに価格差が広くなってしまい割高に。
販売所のデータを見てみるとこのように
上記はこの記事を書いてる時点のデータですが、売りと買いで価格が違いますね。この価格差が広いのです。
価格差が広いので、販売所で買ってすぐに販売所で売ると高い確率でマイナスになることがほとんどですね。
取引所と販売所、どちらを使えばいいのか?
基本的には取引所でよいと思います。
取引所の仕組みはFXや株と似ているので、トレードをしたいのであれば取引所がよいでしょう。レバレッジも使う業者が多いので、投機・投資をするなら取引所がよいです。
では販売所は使えないのか?
実は販売所にも使い道があるのです。
取引所は売りたい人と買いたい人がいて売買が成立しますが、どちらか一方しかいない場合取引が成立しません。つまり買いたいのに買えない、売りたいのに売れないという状況が来る可能性もあるのです。
「急落してる!手仕舞いしたい!」と思っても、売買が成立せずにそのままの状態が続くということもないわけではありません。
しかし販売所ではほぼ確実に手持ちのビットコインなどの仮想通貨を円に替えることができます。
リスクヘッジとして、または、リアルな生活でビットコインを使う場合は、やはり販売所で円をビットコインに替えておくことが割高ではあるものの安全ではないかと。
まとめ
取引所はトレードする場所
取引所は手数料(スプレッド)が安い
取引所は板などの取引ツールも充実してるケースが多い
販売所は買値と売値の価格差が広い
販売所はほぼ確実に円をビットコイン(仮想通貨)に替える事ができる
といった感じでしょうか。
価格差を利用してトレードをする場合は、取引所が適している
リアルな生活とかでビットコインを使うのであれば販売所が適している
と思われます。